こんにちは!EOSで撮る風景写真 のブログを運営しているfujiです。
彩り豊かな日本の四季の中でも、風景写真の皆さんの心が一番トキメクのは桜の季節ではないでしょうか?
山口県には多くの人気桜スポットがありますが、穴場となると探すのが難しいですよね。
そこで、この記事では山口県内の桜について、見ごろになる時期毎に有名な場所から穴場のマイナーな撮影スポットまでご紹介していきます。
2月中旬~3月上旬に見ごろを迎える桜
山口県内では、2月中旬から3月上旬にかけて早咲きの河津桜が咲き始めます。
主なところは、周防大島小積地区、笠戸島、上関城山歴史公園、防府の新築地緑地公園、萩のシーマート親水公園などがあります。
周防大島町・西方小積地区の河津桜
周防大島の南西部にある西方小積には、周囲のソメイヨシノよりも1ヵ月くらい早く河津桜が見ごろを迎え、ひと足早い春の訪れが楽しめます。
下松市・笠戸島の河津桜
温暖な気候と瀬戸内海を見下ろせる景観が素敵な笠戸島でもカワヅザクラが楽しめます。
笠戸島のカワヅザクラは2006年頃から植樹され始めた若い木で、海沿いの県道脇にある展望スペースや国民宿舎大城前等に植えられています。
3月上旬~中旬に見ごろを迎える桜
カワヅザクラが見ごろを終える頃、防府の寒桜が咲き始めます。
防府市・向島小学校の蓬莱桜
防府市の南、向島にある向島小学校の校舎正面玄関前に山口県の天然記念物に指定されている寒桜があります。この桜は3月上旬から咲き始め、中旬にかけて見頃を迎えます。
3月中旬~下旬に見ごろを迎える桜
3月中旬から下旬に掛けては早咲きの枝垂れ桜や陽光桜が咲き始めます。
平尾町・般若寺の枝垂れ桜
平生町にある般若寺周辺の山は桜の名所として有名です。中でもシダレザクラの一本桜は樹形も良く、訪れる人達の目を楽しませてくれます。
春分の日あたりで満開になることもあるので、少し早めに見に行くと良いでしょう。
柳井市・土穂石八幡宮の枝垂れ桜
ふるさと柳井市100景に選ばれている土穂石八幡宮の参道にやないの名木No.71「シダレザクラ」があります。周囲に色々なものがあって、写真を撮る際の構図は限られますが、キレイな樹形のシダレザクラです。
般若寺とも近く、シダレザクラの開花時期も近いのでセットで見に行くと良いと思います。
長門市・みすゞ公園の陽光桜
三隅と仙崎を結ぶ県道の途中に、金子みすゞにちなんだ名前の道路公園があります。
園内にはみすゞの童謡に出てくる木や草を中心に植栽されていて、「丘の上展望台」からは仙崎の町並みを一望することができます。展望台に登る途中に陽光桜が植えられていて仙崎の町を見下ろしながら恋ピンクの桜を見ることが出来ます。
萩市・平安古の枝垂れ桜等
萩市内の早咲き桜としては萩城跡指月公園のミドリヨシノなどが有名ですが、他にも平安古や広雲寺のシダレザクラ、南明寺の糸桜、東光寺の陽光桜などが一足早く咲いて訪れた人を楽しませてくれます。
3月下旬~4月上旬に見ごろを迎える桜
一般的に桜の開花や満開はソメイヨシノを基準にして話されることが多いかと思います。
場所にもよりますが、山口県の平地ではソメイヨシノが3月下旬~4月頃に見ごろを迎えるところが多いです。
岩国市・錦帯橋や吉香公園周辺
日本三名橋に数えられる名勝・錦帯橋と吉川氏による統治時代の面影を残す吉香公園周辺は四季を通じて多くの人が訪れますが、春の桜シーズンは特に美しい季節です。
「さくら名所100選」にも選ばれており、数千本とも言われる多くの桜に彩られます。
おすすめの時間帯は人が少ない早朝。朝霧が出て幻想的な風景や日の出の光に輝く桜を楽しむことが出来ます。
山口市・一の坂川の桜
山口市は西京等とも呼ばれています。戦国時代、大内氏が支配していた山口では中心部を流れる一の坂川を京の鴨川に見立てて、京の都を模した街づくりがされました。
春になると、一の坂川の両岸には約200本のソメイヨシノが咲き、多くの人の目を楽しませてくれます。お花見期間中にはライトアップも実施されます。
山口市・鰐鳴八幡宮
通称で小鯖八幡宮とも言われる鰐鳴八幡宮は、平安中期に宇佐八幡宮から御勧請されたと言われている歴史の古い神社です。
参道の両側に桜が植えられていて、満開時にはピンクのトンネルになる素敵な場所です。
周南市・東川など
周南市の中心部である旧徳山市街の毛利町、桜馬場周辺や東川には多数の桜があり、市民の目を楽しませてくれます。
東川沿いにソメイヨシノや陽光桜を中心とする桜並木があります。毎年、東川ぼんぼりまつりが開催され、夜になると花見をする人々でにぎわいます。
下松市・下松スポーツ公園
下松市の下松スポーツ公園は園内全域に枝垂れ桜が植えられており、桜を見ながら散歩やスポーツを楽しむことが出来ます。
光市・島田川河川公園
こちらは菜の花とのコラボで春の色が楽しめます。
遊歩道があるので小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめです。
山口市阿東・徳佐八幡宮の桜並木
徳佐八幡宮の参道には、両側にシダレザクラやソメイヨシノ、エドヒガンザクラなどの多彩な桜のトンネルを楽しむことが出来る県内屈指の名所です。
こちらは文政8年(1825年)から植栽され、長きに渡って維持されている美しい場所です。
岩国市・錦川清流線沿線の桜
錦川清流線沿線には各駅の周辺を中心に多数の桜があります。
錦川清流線は「清流と奏でる自然の風景」をテーマにボディカラーが塗装されています。桜の季節は「桜のピンク」で塗装されたひだまり号が来てくれると嬉しい気持ちになります。
周防大島町・帯石観音の蛇桜
周防大島にある帯石観音には、蛇桜(へびざくら)と呼ばれるシダレザクラがあります。
蛇桜は、こころのよくない人が参詣して、この下に来ると桜の木が蛇の形に見え、足が進まなくなると言われているそうです。
阿武町・惣郷地区の桜
日本海をバックにした鉄道写真の撮影地として有名な惣郷川橋梁の近く、白須川沿いに大きな桜の木があります。
4月上旬~4月中旬に見ごろを迎える桜
平地のソメイヨシノが咲き終わる頃から見ごろを迎える桜もあります。
防府市・宇佐八幡宮の桜
防府市宇佐八幡宮の境内には多くのシダレザクラが植栽されており、早咲きのシャクナゲとともにピンク色の花を楽しむことが出来ます。
美祢市・南原寺の枝垂れ桜
四季折々、キレイな花や紅葉を見られる南原寺ではピンク色の濃い枝垂れ桜が咲きます。
山中にお寺があり、条件のよっては朝霧が出ることもあって幻想的な風景を見ることができる時もあります。
まとめ
この記事では2月から4月に見ごろを迎える山口県内の桜をご紹介しました。
おおよその見ごろ時期に沿ってご紹介していますので、ご参考にして頂き素敵なお花見と桜の撮影を楽しんでください!