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【ホタル】撮影をする際の場所やデジタルカメラ設定はどうすれば良い?

ヒメボタルCanon EOS Kiss X5 + EF50mm F1.4 USM

こんにちは!EOSで撮る風景写真 のブログを運営しているfujiです。

夏の風物詩であるホタル、夜の帳が下りる頃に幻想的な世界を見せてくれます。

ホタルの撮影は夜間に長時間露光する特殊な撮影になります。

山口県で撮影したホタルの写真とともに撮影ノウハウをご紹介します。

ホタル(蛍)とは?

ホタルは夜に発光することで知られる昆虫でコウチュウ目ホタル科に属します。

日本にも40種類以上のホタルがいると言われていますが、そのうち15種程度が発光することが知られています。

日本の代表的なホタルとしてはゲンジボタル(源氏蛍)、ヘイケボタル(平家蛍)、ヒメボタル(姫蛍)等がいます。

中でもゲンジボタルは日本国内に幅広く分布しており、初夏の風物詩として日本国内各地で保護活動や観察会等が実施されています。

最近はデジタルカメラの性能向上や画像処理ソフトの充実に伴い、写真の撮影対象としても人気があり、フォトコンテストの入賞作品等でもよく見かけるようになりました。

ホタルの撮影についてお願いしたいこと

ホタルは、幼虫として10ヶ月間を水中で過ごし10日間のサナギを経て成虫になります。

成虫として過ごす期間は1週間程度であり、その短い期間に雄・雌が出会って次の世代に生命を伝えていきます。

ホタルが発光するのは日が暮れてしばらくしてからの暗くなってからの時間帯になります。

撮影をする際の足下の安全確保のために懐中電灯を点ける方もいらっしゃいますが、ホタルの恋を邪魔することになってしまいます。

どうしてもという時以外は明かりを点けず、もし懐中電灯使う必要がある場合も必要最小限にするように心がけましょう!

CANON EOS Kiss X5 + EF50mm F1.4 USM

ヒメボタル(姫蛍)

ヒメボタルについて

ヒメボタルは体長7mm前後の小型で陸棲のホタルです。

幼虫は林の中に棲み、マイマイやキセルガイ等の陸棲の貝類を捕食して成長します。

成虫になると夜に光を発しながら飛行します。

光り方は場所によって異なりますが、チッカチッカと1秒弱の間隔で光ります。

アジサイとヒメボタルCanon EOS 6D + SAMYANG 85mm F1.4 AS IF UMC

ヒメボタルの撮影スポット

ヒメボタルは、人工の明かりがほとんどない林やその周辺の草地に棲息しています。

杉林や竹林が主な撮影地となります。

大きな街から離れた山間部の神社やお寺の境内で撮影する人が多いようです。

ヒメボタルを撮影する機材や撮影条件

ヒメボタルは発光する光が弱いので、撮影する時に高感度特性に優れるカメラと開放F値の小さなレンズが必要になります。

撮影機材

フルサイズのデジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラがおすすめです。レンズは開放F値の小さな明るい単焦点レンズがおすすめです。

撮影テクニック

背景とホタルの光跡を別々に撮影し、PhotoshopやKikuchiMagick等のソフトを使って比較明合成をすると画質劣化させることなく思い通りの写真に仕上げることが出来ます。

【背景の撮影】

背景は日没の20分後~40分後に、ISO100~200で撮ることがおすすめです。必要に応じてマイナスに露出補正しても良いでしょう。

【ホタルの光跡の撮影】

ホタルの光跡はISO800~3200、絞りf1.2~f2.0で数秒~数分の露光をするのがおすすめです。

私はISO1600、絞りf1.4、露光20秒程度で撮影することが多いです。

露光が短時間過ぎると光跡の抜けが多くなり不自然になる可能性が高くなります。また、露光時間を長くした場合、ノイズが増える傾向となります。

ゲンジボタル(源氏蛍)を撮影してみよう!

ゲンジボタルについて

ゲンジボタルは日本で最も良く知られているホタルです。

体長15mm前後で、日本では大型のホタルになります。幼虫時代は水のきれいな川に棲み、カワニナを餌にしていることが知られています。

成虫になると飛行しながら光を発しますが、数秒間隔でフワァ~っという感じで光ります。

日本各地で保護運動や観察会などが行われているので、見たことのある方も多いと思います。

CANON EOS Kiss X5 + EF50mm F1.4 USM

ゲンジボタルの撮影スポット

ゲンジボタルの生息できる条件は以下のような条件を満たしているところです。

  • 水がキレイで水流が緩やかな川
  • 水底に砂や礫があり、カワニナのいるところ
  • 上陸しやすい護岸であること
  • 護岸に柔らかい土があり、草が生えていること
  • 周囲の車通りが少なく暗いこと

必然的に撮影場所も上記の要件を満たす場所となります。

ゲンジボタルを撮影する撮影機材やテクニック

ゲンジボタルは発光する光が比較的強いので、撮影する機材にも自由度があります。

撮影機材

APS-Cまたはフルサイズのデジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラがおすすめです。レンズは開放F値の小さな明るい単焦点レンズがおすすめです。

 

撮影テクニック

背景とホタルの光跡を別々に撮影し、PhotoshopやKikuchiMagick等のソフトを使って比較明合成をすると画質劣化させることなく思い通りの写真に仕上げることが出来ます。

【背景の撮影】

背景は日没の20分後~40分後に、ISO100~200で撮ることがおすすめです。必要に応じてマイナスに露出補正しても良いでしょう。

【ホタルの光跡の撮影】

ホタルの光跡はISO400~800、絞りf2.0~f4.0で数秒~数分の露光をするのがおすすめです。

私はISO640、絞りf2.8、露光20秒程度で撮影することが多いです。

露光が短時間過ぎると光跡の抜けが多くなり不自然になる可能性が高くなります。また、露光時間を長くした場合、ノイズが増える傾向となります。

ホタルを撮影する時の注意事項

ホタルの撮影時期は5月から8月に掛けての初夏となります。

棲息地は街明かりの少ない場所になりますので、足元にマムシ等の毒蛇が潜んでいることがあります。撮影時は長靴を履いていく方が無難です。

また、場所によっては熊や猪などに遭遇することも・・・。

なるべく単独での撮影は避けるようにしましょう。

一人で撮影地に行くときは熊よけ鈴やラジオで音を出しながら撮影をする方が無難です。

まとめ

この記事では、ゲンジボタルとヒメボタルを中心にホタルの撮影に関する解説を書きました。

撮影地保護に十分な配慮をして、初夏の幻想的なホタル撮影を楽しみましょう!

CANON EOS 6D + EF35mm F2 IS USM